モナコ公国 日本庭園

World record

Principality of Monaco

モナコ政府が
認めた日本庭園

モナコ公国の高級ホテルやレストランが立ち並ぶ、グレース公妃通り沿いに日本庭園を作庭しました。

「モナコに日本庭園を作りたい」という故グレース王妃の想いを実現するべく、
1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」の庭園コンテストで「名誉賞」を受けた当社の作品をご覧になり、正式にモナコ公国(レーニエ3世公)から日本庭園の設計・施工の依頼をいただきました。
総工費7億円のプロジェクトとして「池泉廻遊式庭園」を1994年5月に開園しました。

ヨーロッパ最大級の日本庭園

竹や灯籠、茶室などの石造物や建築資材は日本から運び、約4,000本の赤松や八重桜などの樹木はイタリア・フランス・ベルギーなど欧州各地から厳選して取り寄せました。
日本と異なる景観や特殊な立地にも柔軟な発想で対応し、およそ4年の歳月をかけ完成させました。

開園式にはレーニエ大公と長女のカロリーヌ王女もご出席され、モナコ政府からは「ヨーロッパ最大級の日本庭園」と賛辞をいただき、そのあとには作庭・技術指導の功績も認められ「ナイト」の称号を賜りました。

現在も続くモナコとの絆

庭園は造って終わりではありません。 常に状態が変化しているため、そのあとの手入れで「庭園の美しさ」は変わります。

当社では現在も年に1~2回モナコ公国に足を運び、維持活動ならびに現地管理スタッフへ技術指導をおこなっています。
そしてこの場所は今も観光地として有名な公国の「欧州初の本格的な日本庭園」と評され、 グレース公妃が夢に見た「日本の美しさに浸る場所」として多くの方から愛される庭園となっています。